溺愛王子サマ達と秘密の同居

 俺様で強引な玲央。
 あざとくて距離の近いるい。
 やさしすぎる王子様の悠真。
 そして、鋭すぎるツンデレの朔夜。

 そんな Shine4 のメンバーと、これから一か月、同じ寮で暮らすなんて。

「……むりかも」

「なにが?」

 すぐそばで玲央の声がして、びくっと肩が跳ねる。

「ち、近っ!」

「おまえがぼーっとしてるからだろ」

 玲央はわたしの顔をのぞきこむようにして、ふっと目を細めた。

「ちゃんと覚えとけよ」

「……なにを」

「ここじゃ油断したら終わりだってこと」

「え……?」

 意味深な言葉に、わたしは息をのむ。

 その顔はいたずらっぽいのに、目だけは妙に本気で。
 どきっとした次の瞬間、玲央はわたしの頭を軽く小突いた。

「ほら、行くぞ。部屋」

「ちょ、子ども扱いしないでよ!」

「おまえが頼りなさすぎんの」

「なんなのほんと!」

 笑うるい。
 困ったように見守る悠真。
 興味なさそうにページをめくる朔夜。

 こうしてわたしの、バレたら終わりの男装学園生活と、
 元伝説級アイドルたちとの秘密の同居生活が始まった――。