太陽の日差しがたっぷりと降り注ぐ落ち着いた瀟洒な室内。
中央にはローテーブルと対面式のソファが置かれていて、青年が腕を組んで座っている。
側にはお仕着せを来た少女が立っており、彼女はテーブルの上に綺麗に畳まれた衣服をずらりと並べていた。
「本日のお召し物はどれにしますか? 滑らかなシルクの黒いシャツ、それともガラスのカフスがポイントの白いシャツでしょうか?」
意気揚々と話す少女に対して、青年は目を瞑って長い睫毛を震わせている。
「おまえは一体何をしている?」
尋ねられた少女は目をぱちぱちさせてから首をこてんと傾げた。
「何って、お召し物の準備に決まってるじゃないですか」
怪訝そうにしていたものの、やがて合点がいったように顔の前で手を合わせる。
「もしかして着替えのお手伝いが必要ですか? それなら喜んでさせていただきます!」
頬をほんのり赤く染めながらじりじり迫っていくと、これまで目を瞑っていた青年の目がカッと見開かれた。



