男は度胸、女も度胸。
ついでに女は愛嬌、男も愛嬌。
日々の稽古は欠かさずに、毎日自分と向き合うことを忘れない。
そして何より強くあれ、それがあたしのモットー!
「あんたたち何してんの!?」
陽が沈んで暗くなるとこの辺は灯りが少なくて困る、こうやってヤンキーたちがたむろして近所の人たちが頭を悩ませてるから。
「はぁ?お前なんだよ、お前には関係ねぇーだろ」
その制服、隣の学校の男子だ。
「それともあれか、お前も相手してほしいのか?」
「おっ、いいね!相手してやろーじゃん!」
それも2人、ずいずいとこっちに向かって歩いてくる。
今日はただたむろしてるだけじゃなくてわーわー騒がしくて、つい気になって家から出て来てしまった。
一体、何があったのかなってー…
「!?」
暗くてよくわからなかった、だけどその後ろにぐったり倒れた男の子がいたから。
道端に倒れ込んで、こいつらにやられたに違いない。
「ちょっと、大丈夫!?」
すぐにかけ寄ろうと思って目の前の男子たちの方に突っ込んだ。
「なんだやる気かよ」
「かかってこいよ!」
その瞬間、カチッとスイッチが入る。
あたしならイケると思ったから、これくらいどうってことないって思ってクイッと手招きをする男子の方に一直線に走った。
まずは軽くクルッと回転して足を上げる、スピードが全てのこの技は相手が前に出て来た時がチャンスだから…!
「おいやめろ!そいつはやべぇ!」
あ、もう1人いたっぽい!
暗くてわかんなかった、だけどもう止まられない!
「は、何言ってんだよ?こんな女子1人にっ」
ードゴォッ
「ぶっ」
男子の体に思いっきり入った、あたしの回し蹴りが。気持ちいいくらいに。
「大丈夫か、おい…っ!」
飛んで行った男子の方を、もう1人の男子があわあわした顔で見た。
だからあたしの回し蹴りはどうだったかなって思ってチラッと見てみた。
「おまっ、お前何しやがる…!」
ギリッとくちびるを噛んだ。
だけどそのくちびるふるえてるけど大丈夫?
あたしはまだまだ全然やれるけどー…
「おいっ、やめとけ!」
スッとグーにした手を前に出して構えた瞬間、やめとけ!って叫んだ男子がかけ寄って来た。
あわてた様子でがしっとつかまえる、あたしじゃなくてワンワン吠えてる男子のことを。
「何すんだよ!あいつがやられてんのにこのままじゃっ」
「ダメだ!あいつはダメだ、返り討ちにされるぞっ!!」
「返り討ちってただの女子に何言って…っ」
「あいつはただの女子じゃない!」
ひゅーっと風が吹いた、今日は涼しくて過ごしやすい夜だ。
ひとつに結んだ長い髪の毛が揺れて顔にかかってもちっとも気にならない、だってあたしのことを知ってくれてるみたいでうれしいし。
「あいつはケンカの天才・白井三千華だぞっ!!!」
ついでに女は愛嬌、男も愛嬌。
日々の稽古は欠かさずに、毎日自分と向き合うことを忘れない。
そして何より強くあれ、それがあたしのモットー!
「あんたたち何してんの!?」
陽が沈んで暗くなるとこの辺は灯りが少なくて困る、こうやってヤンキーたちがたむろして近所の人たちが頭を悩ませてるから。
「はぁ?お前なんだよ、お前には関係ねぇーだろ」
その制服、隣の学校の男子だ。
「それともあれか、お前も相手してほしいのか?」
「おっ、いいね!相手してやろーじゃん!」
それも2人、ずいずいとこっちに向かって歩いてくる。
今日はただたむろしてるだけじゃなくてわーわー騒がしくて、つい気になって家から出て来てしまった。
一体、何があったのかなってー…
「!?」
暗くてよくわからなかった、だけどその後ろにぐったり倒れた男の子がいたから。
道端に倒れ込んで、こいつらにやられたに違いない。
「ちょっと、大丈夫!?」
すぐにかけ寄ろうと思って目の前の男子たちの方に突っ込んだ。
「なんだやる気かよ」
「かかってこいよ!」
その瞬間、カチッとスイッチが入る。
あたしならイケると思ったから、これくらいどうってことないって思ってクイッと手招きをする男子の方に一直線に走った。
まずは軽くクルッと回転して足を上げる、スピードが全てのこの技は相手が前に出て来た時がチャンスだから…!
「おいやめろ!そいつはやべぇ!」
あ、もう1人いたっぽい!
暗くてわかんなかった、だけどもう止まられない!
「は、何言ってんだよ?こんな女子1人にっ」
ードゴォッ
「ぶっ」
男子の体に思いっきり入った、あたしの回し蹴りが。気持ちいいくらいに。
「大丈夫か、おい…っ!」
飛んで行った男子の方を、もう1人の男子があわあわした顔で見た。
だからあたしの回し蹴りはどうだったかなって思ってチラッと見てみた。
「おまっ、お前何しやがる…!」
ギリッとくちびるを噛んだ。
だけどそのくちびるふるえてるけど大丈夫?
あたしはまだまだ全然やれるけどー…
「おいっ、やめとけ!」
スッとグーにした手を前に出して構えた瞬間、やめとけ!って叫んだ男子がかけ寄って来た。
あわてた様子でがしっとつかまえる、あたしじゃなくてワンワン吠えてる男子のことを。
「何すんだよ!あいつがやられてんのにこのままじゃっ」
「ダメだ!あいつはダメだ、返り討ちにされるぞっ!!」
「返り討ちってただの女子に何言って…っ」
「あいつはただの女子じゃない!」
ひゅーっと風が吹いた、今日は涼しくて過ごしやすい夜だ。
ひとつに結んだ長い髪の毛が揺れて顔にかかってもちっとも気にならない、だってあたしのことを知ってくれてるみたいでうれしいし。
「あいつはケンカの天才・白井三千華だぞっ!!!」



