偽りのぶりっ子姫様は、生徒会に溺愛される。



「…またあの夢…」


小さい頃の夢をここ最近また見るようになった。どうしてなのかはわからないけど。


「シンデレラ…ね。」


今の私にはシンデレラ、どうなのかしら?
まぁ、自分の容姿にはとても恵まれているとは思うけどね。
…はぁ、起きてから少し嫌なことを思い出しちゃったなぁ。



それにしても今日から春休みだというのに、お昼近くまで寝ちゃったし。
4月からは高校2年生になるんだし、また【仮面】をつけての生活が始まるのね。


まぁ、これに関しては自分が決めたことだから、今更仕方のないことなのだけれど。
でも結構精神使っちゃうのよね。気が抜けないというか。



「桃萌〜!ちょっと春休みだからっていつまで寝ているつもり〜?」



やっべえ、リビングからお母さんの声がしてる。これはちょっくら早く行かないと般若が待ち構えることになるので、電光石火の如くリビングに向かった。



ー忍法、桃萌ダッシュー




…なんつって。我ながら酷いネーミングセンスだ。
座布団なんか全部没収だぜ。