偽りのぶりっ子姫様は、生徒会に溺愛される。


「あーまじ疲れた。喉乾いた。」



リビングのドアを開け、冷蔵庫に向かおうとすると……


「あら、桃萌。帰ってたのね。」


後ろからお母さんの声が聞こえた。なんだ、リビングにいたのかよ。


「うん、ただいまって言ったのに気付かなかった?」

「あら、ごめんなさい!気付かなかったわ。」

「だからてっきりトイレで頑張っているのかと…。」

「も、もう!桃萌ったら人がいるのに失礼ね!!」



そうお母さんが顔を赤くしながら言った。



……え?てかいま人がいるって言った?いったいどこに?
そう思いリビングを見渡してみると、ダイニングテーブルに座っている人がいた。後ろ姿だから誰なのかはわからないけど。


「……いや誰?」

「もう!桃萌ったらさっきから失礼しちゃうわね!」

「は?いやだって今日家に人が来るなんて知らないし。」

「えぇ〜?そうだったかしら〜?」



なんてのんきに言ってますけど、まじでこっちは何も聞いてねえぞ、おい。