私のコロコロと変わる表情に、葉暖は不思議そうな顔をしていた。
(桃萌の素がバレないか心配だっ!)
と、優しく葉暖が思ってくれていたことに私は知らない。
そしてあっという間に下校時刻。けど、今日は始業式だけだったので昼には解散。本格的に授業が始まるのは明日からだ。
「いや〜この時間に帰れるの最高だね!!」
「本当にそう。」
今はもう私たちの地元なので、私が仮面をつける必要はない。意外とぶりっ子やるの大変なんだぞ。
ちなみに普段は葉暖と一緒に登校しているけど、今日は彼女がプチ寝坊をしたので、先に1人で学校に行った。
「桃萌、今日はもう帰るんでしょ?」
「うん、珍しくお母さんが今日は昼には帰ってきてるらしくてね。一緒にご飯食べるんだ。」
「よかったじゃん!!」
葉暖は笑顔で言ってくれる。……けど、どうしてお母さんは今日は昼には帰ってきているんだろう?
私の両親は共働きで基本的に2人とも忙しい。いつもお母さんは19時過ぎに帰ってくる。ちなみにお父さんは21時過ぎだ。


