LOVE☆STORIES

満開の桜が咲き誇る春の校庭。 

​風が吹くたびにピンク色の花びらが舞い散って、まるで映画のワンシーンみたいだった。

​私たちは今日から、華の高校二年生になる。

​「リズ、見て見て! 今年も同じクラスになれたよ〜!」

​「本当だ! やったぁ、すず!」

​隣でぴょんぴょん跳ねながら喜んでいるのは、幼馴染で親友の千田紗奈。

​すずは誰もが振り返るほどの透明感あふれる超美少女だ。

​だけど、私たちにはひとつだけ大きな悩みがある。

​「……でもさ、うちら今年も背伸びなかったね」

​「言わないでリズ〜! 今年こそあと五センチは伸びる予定だったのに……」

​二人して小さくため息をつく。

​私達、二人ともチビなんだ。

たまに、「私、小さいんだよねー」っていう人、いるじゃん?

その人たち、皆私たちのところに来たらわかるよ。

私達は⋯笑えないレベルなの。

高校2年生なのにまだ148センチだもん。

まぁすずは147センチだから私のほうが1センチだけ上!