「うん」
初めて友達と帰る足取りは軽い。
友達がいるって、こんなに素敵なことなんだな。
そのまま雑談していると
「あ、私ここで曲がらなきゃ」
「そうなの?私は、もうちょっとまっすぐ行かないと」
「そうなんだ。じゃあ、ここで、じゃあねかな」
「そうだね。あっ。あの、タブレットのチャットのID交換しない?そうしたら、家でもメッセージできるよね」
「交換しよう。じゃ、このQR読み込んで」
「うん。あ、表示されたよ」
若葉ちゃんのプロフィールが表示される。
「じゃあまたあとで!じゃあね!」
「じゃあね!」
私は再び一人で足を進める。
家についても、私の心は晴れたままだった。
