春、ゆらり舞い散る花びらに最後の餞別を

耳に響いてくるスキール音をただ絶望しながら見る、ただそれだけしかないように感じた。


―――清水さあぁんっ


私は叫べなかったけど貴女の口がかすかに動く。


―――みづきいぃぃぃっ


涙が頬に微かに流れる。頭の中にとある映像が流れ込んでくる。


とにかく荒い映像でノイズが聞こえる。時々砂嵐になるほどだ。目を凝らそうとするが何も変わらない。赤い人が見えた。これは血だ。


―――ああ゛ぁぁぁっ


貴女の叫び声は嫌なほど聞こえ耳を塞ぐ。


目の前の映像はそれ以上の叫び声がでそうだ。あともう少しで貴女に傷ができる。