春、ゆらり舞い散る花びらに最後の餞別を

生徒会にはもう少し人がいるけど私と深月と仲がいいのはこの二人。二人は特に深月を慕っている。


そういえば確かに深月が私のこと“だけ”忘れてることは伝えてなかった。だから二人はあんなに驚いていたのか。


私達はいつもおしゃべりばっかしてたもんなぁ。


―――深月って好きな人いる?


―――い、るよ。


―――だれだれ?


―――…紗希。


―――深月大好きっ。


そんな他愛もない日常が夢になるなんて考えられない。どんな日常も深月といたら絶対に最高になるから。