春、ゆらり舞い散る花びらに最後の餞別を

次の日、私は深月の病室に行ったけれど話さずにただ横で本を読んでいた。深月におすすめされた本。


深月は私の事を気にしているのかこちらをチラッと見ている。


―――ガラッ


扉が開く音がしたので診察の時間と思い本を閉じ立ち上がった。


そして扉から出てきたのは生徒会のみんなだった。


「「「え?」」」


みんなはこの状況を見て口を大きく開けて間抜けな顔をした。


「えっ、なんでみんないるの?」


みんなは私に気を遣ってこないでくれたんじゃ…。


驚きすぎて持っていた本をゴトッと床に落とした。