春、ゆらり舞い散る花びらに最後の餞別を

一度は止んだはずの雨が私を打ちのめす。まるで深月を苦しくさせたことを怒っているかのように。


神様が私に怒っていることはずっと前から知っている。けれど辛い、辛すぎるよぉ。一度だけ一度だけでいいから泣いてもいいかな?誰にも見られないこの場所で。


「みづっ、きぃ…なっんでわす、れっちゃたのぉ。いや、だ、よ…うっ」


アスファルトの上に崩れ落ちる。雨はだんだん激しくなって背中に打ちつける。


深月に会ってから泣いてなかったから胸が苦しくていたいよ。


忘れられるなんて考えたくないっ。