春、ゆらり舞い散る花びらに最後の餞別を

慌てて振り返る。そこには黒髪の美少女がいた。


「深月、起きたんだ!よか、ったぁ」


深月に駆け寄ると異変あった。私を見る目が違う。不安のような目だ。


「あの、貴女は誰ですか?生徒会の人でもないみたいだし」


私の中の何かがガラガラと崩れていく音がする。


深月が私のことを忘れている?


それも変えられない事実だった。