ポツリ、と冷たい雫が頬を打った。
重く立ち込めた12月の空から降り始めた冬の雨は、あっという間に激しい土砂降りへと変わり、ジャングルジムの下で小さく縮こまる俺の全身を容赦なく濡らしていった。
体温が急速に奪われていく。
けれど、そんな寒さすら感じないほど、俺の胸の中は猛烈な後悔と罪悪感の炎で焼き尽くされそうだった。
(俺なんか、消えてしまえばいい……最初からいなくなればよかったんだ)
思考が暗い渦を巻いて落ちていく。
幼い頃の約束を自ら破り、寂しさに負けて何人もの女の子の好意を利用し、無惨に傷つけた。
そして何より、遠く離れた街でずっと一途に俺だけを信じて待ってくれていた瑠華の心を、俺の汚い存在が踏みにじり続けていた。
自分の皮膚も、心も、吐く息のすべてが泥で汚れているように思えて吐き気がする。
誰かを愛する資格なんて最初からなかったのだ。
俺は自分を偽り、周りを巻き込んで不幸にするだけの最低な人間だ。



