それに、エリック殿下は前もって貴族令嬢として嫁入りする際に不利にならないよう、何かあれば自分が証言すると両親に伝えてくれていた。
これは非常事態で、これ以外の解決策のない状況なのだと。
目の下にあった隈も改善されて、もしかしたら消えないのではないかと心配していたけれど、二日ほどぐっすり眠らせてもらったら、化粧をすれば隠せる程度には薄くなっていた。
夜の時間以外はいつも通りの生活に戻れて、ルシウス様には感謝しかない。
だって、彼は主人であるエリック殿下の命を受けて私を眠らせてくれているだけなのだ。心から申し訳ない気持ちにはなるけれど、きて欲しくないとは眠れなくなる私は決して言えない。
夜になれば当然のことのように夜着に着替えたルシウス様に、抱きしめられて眠る。驚くほどにすとんと眠ってしまえるので、質の良い睡眠を取れていた。
不意に目を開ければそこには、ルシウス様の顔。いつもと違うのは、まだ薄暗い室内だったことだ。
……まだ、朝ではない。早朝と言える時間なのに、彼は眠っていなかった。
「ルシウス様……起きていたんですか?」
これは非常事態で、これ以外の解決策のない状況なのだと。
目の下にあった隈も改善されて、もしかしたら消えないのではないかと心配していたけれど、二日ほどぐっすり眠らせてもらったら、化粧をすれば隠せる程度には薄くなっていた。
夜の時間以外はいつも通りの生活に戻れて、ルシウス様には感謝しかない。
だって、彼は主人であるエリック殿下の命を受けて私を眠らせてくれているだけなのだ。心から申し訳ない気持ちにはなるけれど、きて欲しくないとは眠れなくなる私は決して言えない。
夜になれば当然のことのように夜着に着替えたルシウス様に、抱きしめられて眠る。驚くほどにすとんと眠ってしまえるので、質の良い睡眠を取れていた。
不意に目を開ければそこには、ルシウス様の顔。いつもと違うのは、まだ薄暗い室内だったことだ。
……まだ、朝ではない。早朝と言える時間なのに、彼は眠っていなかった。
「ルシウス様……起きていたんですか?」



