calendar〜学校で大人気の週間男子達から溺愛されてます!?〜

「まあまあ、立ち話もなんだし座りなよ。俺は土屋陸(つちや りく)。よろしくね、暦ちゃん」

そう言って優しく微笑みながら、荷物を持ってくれたのは包容力あふれるお兄さんっぽい男子——土屋陸くんだった。

リビングのソファに腰を下ろすと、男子たちが順に自己紹介をしてくれた。

「……火森炎(ひもり えん)。別に仲良く群れる気はねぇけど、同じ寮になった以上よろしく」

腕を組んで少しぶっきらぼうに告げてきたのは、ド派手な赤髪の火森炎くん。

目つきは鋭くて近寄りがたい雰囲気だけど、どこか真っ直ぐで不器用そうな熱さを感じる。

「ふふ、炎くんは照れてるだけだから気にしないでね〜。僕は日向陽(ひなた よう)っていうんだ〜。よろしくね、暦ちゃん♡」

雨野くんと同じくらいふわふわとした口調で、可愛らしく首をかしげて微笑む日向くん。

「……白金煌(しろがね こう)。気安く話しかけんなよ」

ふんと横を向いた銀髪の白金くんは、トゲのある言い方だけどどこか不器用そうだ。

「あわわ……っ、僕は木原大樹(きはら たいき)です! ……うわぁっ!?」

「大樹、大丈夫かい……? 何もないところでコケないでよ、相変わらずドジだなあ」

私に近寄ってこようとしてくれて派手にコケた木原くんを、土屋くんが苦笑いしながら助け起こす。

そして最後——新入生代表のあの黒髪の男の子が、静かに私を見下ろした。

「……月城玉兎(つきしろ ぎょくと)だ。馴れ合うつもりはない」

一気に全員の名前が判明して、私の頭はパンク寸前だった。