calendar〜学校で大人気の週間男子達から溺愛されてます!?〜

「……たくっ、お前は入寮初日からドジ散らかすなよな。怪我したらどうすんだよ」

ツンとした顔で文句を言いながらも、大樹君のグラスをしっかり手で支えてあげている煌君。

「うわ、煌! サンキュ、たすかったー!」

頭をかきながら元気よく笑う大樹君に、煌君はぷいっと顔を背ける。

「……べ、別に助けたわけじゃねぇし! ジュースが床にこぼれるのが嫌だっただけだろ!」

そのやり取りが面白くて、思わずクスッと笑いがこぼれてしまう。

一見近寄りがたそうに見えた男の子たちだけど、みんなすごく優しくて、にぎやかで温かい。

(……よかった。男の子ばかりでどうなることかと思ったけど、すごく楽しいかも)

ふと視線を感じて振り返ると、ソファーの端で静かに紅茶を飲んでいた月城君と目が合った。

「……楽しそうだな」

「あ……月城君! うん、みんなすごく優しくて楽しいよ」

私が答えると、月城君はふっとかすかに口元を緩めた。

「ならいい。……これからよろしくな、周防」

「よろしくね、月城君!」

こうして賑やかで美味しいパーティーは、夜遅くまで大盛り上がりで続いていったのだった。