私立饗庭学園大学附属中学校。
満開の桜が咲き誇る春の日、私はその巨大な校門をくぐった。
ここは全国から秀才が集まる、超難関の全寮制中学校。
緊張で制服のスカートをぎゅっと握りしめていると、後ろから元気な声が降ってきた。
「暦〜〜っ! 合格おめでとう!」
「わっ、瑚夏……っ!」
不意に肩を抱きすくめられて振り向くと、そこにはショートカットがよく似合うボーイッシュな美少女——親友の綾瀬瑚夏(あやせ こなつ)が満面の笑みで立っていた。
中学から全寮制に入るのは少し不安だったけれど、小学校からの親友である瑚夏も一緒に合格できたのは、私にとって一番の救いだった。
「本当に私達、合格できたんだね……!」
「当たり前でしょ! 暦が毎日寝る間も惜しんで勉強頑張ってたの、私知ってるんだから。……っていうかさぁ」
瑚夏はふっと言葉を切ると、じーっと私の顔を覗き込んできた。
「相変わらず、目の保養すぎるわ我が親友……。その透き通るみたいな白肌と、吸い込まれそうな大きい目。絶対中学でも男子にモテまくるから覚悟しなよ?」
「えっ!? な、なに言ってるの瑚夏……っ。私なんて全然普通だよ」
突然の褒め言葉に顔が熱くなって、慌てて両手で頬を押さえる。
私はごく普通の容姿だけど、瑚夏はいつもこうやって私を過剰に褒めてくれるのだ。
満開の桜が咲き誇る春の日、私はその巨大な校門をくぐった。
ここは全国から秀才が集まる、超難関の全寮制中学校。
緊張で制服のスカートをぎゅっと握りしめていると、後ろから元気な声が降ってきた。
「暦〜〜っ! 合格おめでとう!」
「わっ、瑚夏……っ!」
不意に肩を抱きすくめられて振り向くと、そこにはショートカットがよく似合うボーイッシュな美少女——親友の綾瀬瑚夏(あやせ こなつ)が満面の笑みで立っていた。
中学から全寮制に入るのは少し不安だったけれど、小学校からの親友である瑚夏も一緒に合格できたのは、私にとって一番の救いだった。
「本当に私達、合格できたんだね……!」
「当たり前でしょ! 暦が毎日寝る間も惜しんで勉強頑張ってたの、私知ってるんだから。……っていうかさぁ」
瑚夏はふっと言葉を切ると、じーっと私の顔を覗き込んできた。
「相変わらず、目の保養すぎるわ我が親友……。その透き通るみたいな白肌と、吸い込まれそうな大きい目。絶対中学でも男子にモテまくるから覚悟しなよ?」
「えっ!? な、なに言ってるの瑚夏……っ。私なんて全然普通だよ」
突然の褒め言葉に顔が熱くなって、慌てて両手で頬を押さえる。
私はごく普通の容姿だけど、瑚夏はいつもこうやって私を過剰に褒めてくれるのだ。


