「ママみーたんなんか苦しそうだね。お熱あるの?」


私は慌ててウロウロしてしまう。



病院へ行く支度しないといけない。



『華落ち着きなさい。田村の病院へ行くか?



今田村に電話してみるから。』



一輝が勇人さんに電話してくれた。



『華田村が見てくれるからすぐ連れて来いってさ。



それから夕顔はカオリさんが見てくれるから、心配ないよ。』



夕顔が心配そうに覗き込んできた。



「ママみーたん大丈夫だよね?たーくんに見てもらえば治るよね?」



私は頷いた。



「夕顔みーたん病院へ連れてくから、


カオリンとこで待っててね。」



「夕顔おりこうに待ってる。」



一輝が運転する車に、私が美憂を抱いて乗った。



「一輝美憂大丈夫かな?」



『大丈夫だよ。夕顔もやった突発性湿疹って言うのじゃないか?


高い熱が出て体中に湿疹が出来るんだよな。』



そういれば父さんとこの双子ちゃんも高い熱がでて、同じ病気名だった気がする。