ここに来る前に華から届いたメール。



《今から届くプレゼント必ず受け取ってね!》



何これ?



プレゼント?



私誕生日じゃないし、なんなのこのメール!



華からのプレゼントは啓太って訳ね。



華らしいな。



たけどこの転回はなに?



啓太に好きだと言われた。


それも他に人がいるのなんてお構いなしに、



好きだと叫んだ啓太。



私はただただ驚くばかり。


これって両思いなんだよね。



啓太が私を好きって言ったんだよね。



私は自分で何回も呟いた。


『彩夏何ブツブツ言ってんの?早く返事聞かせて!』


返事って?



私がボーとしていると、『俺今告白しただろう?だからその返事!』



「告白あれって告白なの?」


啓太が黙る。



「いいから返事して?」



返事って啓太が好きかって事?



そんなの当たり前だよ。



「啓太のバカ、そんなの分かってる癖に、


私が好きなのは啓太だけだよ。」



啓太が私の顔を見る。



『じゃあれは誰?彩夏が俺の知らない男と歩いてたの見た。』