私は笑って誤魔化した。



「なんか思いやられるな。夏休み後の運動会の親子競技、


今から心配になって来たよ。」



そうだね、あの父兄なら又きっと凄い我が儘を言うだろうな。



「暁矢先生今から心配してもどうにもならない。



なるようにしかならない。


私と華ちゃんで出来る限りホローするからね。」




『ありがとうごさいます。ちょっと待ってて下さい。』



暫くして暁矢先生が缶コヒーを持って来てくれた。



『今日は本当にお疲れ様でした。』



暁矢先生は鈴子さんにあんた中々やるじゃん。と思い切り背中を叩かれていた。


私は一輝のお母さんのとこに寄り、



預けていた夕顔と美憂を連れてマンションに帰った。


マンションに着いたら、どっと疲れが出た。



「ママ大丈夫? 」



心配かけちゃったね。



「夕顔ありがとうすぐご飯の支度するからね。」



「あ、パパ帰って来たよ。」


なんだかこんな事が幸せだなって思った。