幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜番外編

 
 
 


 都内の駅。
 壁に寄りかかった翔と律は、こんなやり取りをしていた。


「律、律は恋人は居るん?」

「あぁ、僕。僕は恋派ですよ。上野さん居ますけど。」

「アホらし。みんな恋やってん。ワイも恋や。メールでどんどん好きになったわ。宗介が邪魔でしょうがない。」


 それから翔は、はあ、とため息をついて、


「彼氏持ちやもんね」


 と言った。

 
「僕にはそんなの関係ないです」

「やね。ワイもや。」
 
「上野さんには、最終的には譲って貰う予定なんですよ」

「なんややり方があるん?」

「僕には、です。恋と僕は同族なので。」

「共闘しようや。宗介さえ居なんだら、ワイかあんたかやよ。途中まででもええ。」


 翔が言った時、ロケバスが着いた。