朝。
うららと新聞部が合流して、昇降口を上がってきた。
教室に向かう時、新聞部の部室を通り過ぎて、3−1の教室に向かう。
恋が、机の中の物を整理していると、うららがやって来て、声を掛けた。
「新田恋!」
「あ、何、黄崎さん」
「今日はお知らせに来たの。私達親衛隊は、美風様とお近づきになるために、計画を練ってるよ。今度の日曜、買い物に付き合って貰える事になってる。」
「黄崎さんは優良株なのよ。」
新聞部の伊鞠が出てきて言った。
「樋山くん、白王子と一緒に買い物に行く予定のために、新田さんに打診を取ることにしたの。」
「だから、お願い。一緒に買い物に付き合ってよ。あんたが行くなら美風様も行くって言ってる。」
恋は、曖昧に笑って、いいよ、と言った。
「そうと決まれば!。私、明日のメイクバッチリ決めてかなきゃ。お洒落もするよ、楽しんでこう!」
黄崎さんが言って、恋が曖昧な顔で居ると、美風がやって来て聞いた。
「新田さん、どうしたの。」
「あっ美風様!」
うららがぴっと敬礼のポーズをして言った。
「買い物の件、OKだそうです!。」
「あああれ。本当に行くんだ。僕は別にどっちでも良いのに。新田さんも来てくれるの?」
「はい。新田恋に、さっき約束を取り付けました。安心してください!。」
「分かった。準備して置くよ。黄崎は何か買いたい物があるの?」
「私は、新田恋に洋服を選ぼうと思って。雑誌モデルがあれじゃあ、なってませんから。」
「そっか。分かった。じゃあそういう事でね。」
美風と恋は、教室から出ていくうららを見送った。



