学校について下駄箱を開けると、折りたたまれた紙が入っていた。
『放課後、体育館裏で待っています。』
悠莉「え、これって…」
要「悠莉?どうかした?」
悠莉「え!?ううん、なんでもない!」
驚いて咄嗟に隠してしまった。
要「?行こ」
悠莉「うん!」
(これって呼び出しだよね?どうしよう…)
私は大して可愛くもないし、モテる方でもない
だからこういった類のものには縁遠いと思ってた。
教室に入って席に向かうと親友の桜井 杏(さくらいあん)と挨拶をする。
杏「おはよう、悠莉」
悠莉「おはよ、杏…」
いつもと違う様子に気付いたのか"なんかあった?"と聞いてくる。
"じつは…"と声を小さくして下駄箱に入っていた紙のことを話す
杏「え!?呼びだし!?」
悠莉「しーっ!!」
"ごめん…"と口を押さえながら謝る杏
杏「それで、どうするの?」
悠莉「行くけど、断るよ…」
杏「断るんだ?」
悠莉「だって、誰かも分からないし、よく分かんないまま付き合っても相手に悪いよ」
"なんで私なんだろう、大して可愛くもないのに…"と呟く
杏「悠莉を狙ってる男子は結構いるんだけどね、気づいてないみたいだけど…」
悠莉「え?なんか言った?」
杏「ううん、なんでもなーい」
(まぁ、高嶺の花って感じなんだろうな)
杏が何か言ったような気がしたけど、そこで先生が来てHRが始まった。
