「むふっ」
私の口の中に溜めていた空気が外へと出される。
物凄く情けない声。
急に頬をつかんできたふちの顔を私はようやくじっくりと見つめることができた。
困惑と恥ずかしさとちょっとした不満を交えた目で私はふちの甘い甘い瞳を見る。
「これどういうこと、?」
「なにが?」
「だから、これ!」
「こそあど言葉で言われてもわかんないなー」
「~っ!!」
こんな時までからかってくるだなんて、なんて卑怯な、、
意を決して私は口を開く。
「そのぉ、なんで私の頬をいきなりつかんできて、、」
「きて、、?」
「……私のことを捕まえているの」
「捕まえてはないけど、抱きしめてるけど。」
「#%$%$&*※??」
「ちゃんと、日本語しゃべって?」
「は、はいぃ、、」

