「ちょっと!!チクろうとしないで!!」
「……」
「聞いてるのー!??」
絶対ふち聞いてないんでしょ、!
チクろうとするなんてよくない!!
「ふちってば!聞い……」
「聞いてるからちょっと静かにしてて。」
ぎゅっ、、
抵抗する隙もなく抱き寄せられ、吐息が触れ合うほどの距離で、私を見下ろす瞳と視線がぶつかった。
その瞳はいつもとはちがった真剣な目。
まっすぐに私を射抜いてくるかのように見つめてくるふち。
引き寄せられた胸の中で、彼の熱い吐息が首筋にかかる。
その温度に、私は心臓が跳ねた。
え、なんで私ドキドキなんかしてるんだろ、、?
私はドキドキしすぎて何も言えなくなってしまい、おとなしくなった。
さっきまでの反抗は一体なんだったの?というぐらいに。

