私は、部屋を出た後も走り続けていた。
はやくここから離れたかったからだ。
じわぁ__
視界がうるんで、一歩先の床さえまともに見えやしない。
なんでだろ、ものすごくつらい。
これは、、涙?
そののせいで遠近感が完全に狂い、迫ってくる壁や柱がぐにゃりと歪んだ巨大な影に見える。
何度も肩を壁にこすりつけ、足をもつれさせながら、私は歪みきった色彩の中をただ突き進む。
この先に何があるかも、自分がどこに激突するかも、もうどうでもよかった。
… ε ♡ з …
ドアが見えてきた。
ドアといっても、普通のドアじゃない。
ものすごく大きい家の出入り口用のドアだ。
「ここまで来ちゃったかぁ、、」
さて、どうしよう。。。
このまま走り続けるとしても、家の中じゃどこかに終わりがあるし。
でも、このままドアを開けて外に出たらものすごく大事になりそう……

