スタジオをでようとしたら、ふと後ろから声をかけられた。
「すいません、白羽未亞さんですよね?一緒に共演した××というものですが、、」
「ああ、××さん!何の用でしょうか?」
「これ、落としてましたよ。」
そうやって渡されたものは、 母子手帳 だった。
「ど、どうしてあなたが持ってるんですか!?」
「どうしてって、お手洗いの近くの廊下に落ちてましたよ?」
「なっ…」
「それは、どうでもいいんですよ。
ただ、僕が聞きたいことは、
あなた、お子供さんがいらっしゃるんですか? 」
「……」
「答えないということは、否定できないってことですよね?僕、すっごくあなたのファンだったんですよお、
まさか……
こんな形で裏切られるとは思っていませんでした。」
そう言って不気味な笑みを浮かべてキラッと光った尖ったものをポケットからとりだす。
「そ、それは、、」
「これ?ああ、これですか。これは、あなたが僕たちを "裏切った" 償いをするためのもの。」
「それは、もうしわけないと思っているわ、、でも、私にも私の人生があるわ。」
「あなたの人生?僕たちのことを裏切らないことでは?
大丈夫ですよ。少し痛むだけですから。 」
「まって、私の子供と夫には指一本もふれないでと約束して、、、!私の命はどうやってもいいから、
せめてあの人たちは、、 」

