〈side 王子様〉
僕は昔から嫌いだった。
周りから向けられるあの視線が___。
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「おはよう」
ニコッと爽やかな笑みを浮かべて教室にはいる。
すると、案の定またいつものあの声が聞こえてくる。
「キャァーー!」
「蓮斗くん今日もかっこよすぎる、、!」
「どうしよ、あたし目が合っちゃったかも、、!」
「うそー!?」
はぁ、、
もう最近はだいぶ慣れてきたけど今でも少し苦手だ。
この謎に甲高い声。
外見だけで人を決めつけてくる声。
欲の塊。
どうして女子はこういうやつばっかりなんだろう。
今まで会ってきた女子はみんなそう。
僕の顔を見たとたんこういう声をすぐあげる。
僕の"中身"なんて知らないくせに。
ラブレターなんて小さいころから当たり前。
周りの男子たちはずるいとかいいなとか言うけど、むしろ変わってほしいほどだ。
こんな容姿なんてなくなってしまえばいいのに、と何度思っただろうか。
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