隣の席だった小林くん[隣の席の佐竹くんには…]のおまけストーリー

このままだと、僕は梅沢さんに手懐けられてしまうかもしれない…。

この席は、非常に危ない。

そんな危機感を覚えながら一日を過ごし、明日から僕の日常はどうなるんだろうと不安を抱えていたが、次の日、梅沢さんは体調不良で学校を休んだ。

今が、チャンスだ!

梅沢さんがいない隙に、誰かと席を変わってもらおう。

前方に座っているクラスメイトを品定めする。
ベストな席は、やはり響 来斗の座ってる位置…。
でも、頼みづらい。

他の席も、ほとんどカースト上位の人間ばかりで、頼みづらい…。

……いや、今後の自分の未来を守るためだ。

勇気を出して、響に頼んでみよう。

五分休み、廊下側の前から三番目の佐竹 光秀の席の横でくつろいでいる響に、思い切って声をかけてみる。

「ちょ、ちょっといいですか?」
「…あ?」

響とバチッと目が合うなり、上げていた手のひらを反射的に、隣の佐竹君に軌道修正した。

「あの、この席と僕の席を交換してくれませんか?」

ビビりすぎて、響に言おうとしていたセリフを佐竹君に伝えてしまった。

この際、どこでもいい。

梅沢さんの胸に目がいって授業に集中できないよりかは!