隣の席だった小林くん[隣の席の佐竹くんには…]のおまけストーリー

響の行方を追ってみると、彼は一番前の席になったようで、とても不機嫌そうな顔をしていた。

とりあえず、危機は回避した。

隣の席には、安心かつ、こちらの手で転がせるような住民がいい。

机に肘をつき、手の甲に顎を乗せる姿勢で、隣の住民を待っていると、ガタンと右隣から音が聞こえて、そちらを見る。

(……隣は、梅沢さん、か)

彼女とは、話したことはないが、目立つタイプではないから…まぁ、いいだろう。

「梅沢さん、今日からよろしくお願いしますね」
「え…、あぁ、こちらこそよろしくお願いします」

梅沢さんと軽く挨拶を交わし、冷静な態度でメガネをクイッと持ち上げて見せてから、黒板の方へ顔を戻す。

瞬間、ドッドッと心臓が早く脈打った。

……なんだ、あの冷徹な顔は!!

内臓を一つ一つ奪い取っていきそうな目をしていたぞ。

剥製にされている自分の未来が脳裏をよぎった。

怖い!