俺の両足首には、生まれた時から親父によって施された、魔力制御用のアンクレットがある。
膨大すぎる魔力を抑えるためのもので、俺自身の力では勝手に解除できない。
解除できるのは、この制御魔術を掛けた親父だけだ。
「片方だけだからな」
俺が睨むと、螺良は笑う。
「分かってるって」
「本当に一個だけだからな!」
「しつこい」
「信用してねぇんだよ!」
螺良がもう一度指を鳴らした。
片足首のアンクレットが強い光に包まれ、銀色の装飾は砕けるのではなく、光へ溶けるように足首から消える。
次の瞬間、それは俺の耳元へ移り、小さな装飾へと姿を変えた。
同時に、身体の奥深くへ押し込められていた魔力が一気に解放される。
短かった黒髪は銀色へと変わり、そのまま背中へ流れるほど長く伸びていった。抑え込まれていた神性まで表へ現れ、周囲の空気そのものが震え、それまで悲鳴を上げていた結界の光さえ一瞬だけ静まる。
「……くそっ」
やっぱり嫌だ。
この姿だけは、本当に嫌いだ。
膨大すぎる魔力を抑えるためのもので、俺自身の力では勝手に解除できない。
解除できるのは、この制御魔術を掛けた親父だけだ。
「片方だけだからな」
俺が睨むと、螺良は笑う。
「分かってるって」
「本当に一個だけだからな!」
「しつこい」
「信用してねぇんだよ!」
螺良がもう一度指を鳴らした。
片足首のアンクレットが強い光に包まれ、銀色の装飾は砕けるのではなく、光へ溶けるように足首から消える。
次の瞬間、それは俺の耳元へ移り、小さな装飾へと姿を変えた。
同時に、身体の奥深くへ押し込められていた魔力が一気に解放される。
短かった黒髪は銀色へと変わり、そのまま背中へ流れるほど長く伸びていった。抑え込まれていた神性まで表へ現れ、周囲の空気そのものが震え、それまで悲鳴を上げていた結界の光さえ一瞬だけ静まる。
「……くそっ」
やっぱり嫌だ。
この姿だけは、本当に嫌いだ。


