5年0組妖怪お悩み解決隊!

椅子に座っていた、男子生徒である牛込司(うしごめつかさ)が勇輝の姿を見て、目を細める。

勇輝に向けられた、まるでヤンデレが好きな人に向けるような、重い感情のこもった表情に、鏡花は思わず司から目を逸らした。

司は、勇輝に強い憧れを抱いており、勇輝に激重感情を向けているメンヘラである。

「……司、ヤンデレみたいになってるぞ。止めろ」

少しうっとりとした表情を浮かべていた司に、司から少し離れた位置座っていた烏間秀斗(からすましゅうと)が話しかけた。

「……勇輝くん……誰かのものになってしまいそうでヤダ……」

司は秀斗の声を無視し、机の上に置いていた青色のランドセルを強く抱き締める。

「司、大丈夫だ」

そんな司に勇輝は話しかけ、司は(構ってもらえた!)と心の中で喜んだ。

「人の話は聞けよ。バカか」

「まぁまぁ、秀斗くん……落ち着きなって~」

口が悪くなる秀斗に、鏡花と同じクラスのお嬢様である氷山(ひやま)ましろが話しかける。

今日も、5年0組の教室は個性的なメンバーで賑やかである。

妖怪お悩み解決隊には、もう一人担任の由良美琴がいるが、仕事が忙しいため、あまりこの教室に来れない。