美少女総長様

突然、亮太が私を抱きしめて来た。

「りょ、亮太?着替えられないので離してください。」
「嫌だ。ずっと、このまま...........。」
「ひやぁ!りょ、亮太、何処を触っているのですか!?」
「理桜は柔らかいし良い匂いがして落ち着く。」
「だ、だからって、胸を触りながら言わないでください!ひやぁ、りょ、亮太..........!」

し、下着姿なのに..........!
誰か来たらどうするの!?
亮太が全然離してくれない。

「可愛い、理桜.........。顔が真っ赤........。」
「だ、だって、私下着姿ですし..........。は、早く離してください。」
「嫌だ。絶対に離さない。」
「亮太.........!さ、さすがに、そろそろ離れないと..........!人に見つかってしまいます!」

さすがに、まずいと思い亮太を離そうとした瞬間亮太が吹っ飛んだ。

「理桜.........!大丈夫か!?」
「せ、聖夜.........!?」
「ってーな。何すんだよ!」
「理桜が下着姿で襲われていたからだ。」
「え!?そんな事ないですよ!?」
「理桜は分かっていないだけだ。」
「で、ですが、叩くのはよくありません!私を助けてくれた事はありがたく思いますが..........!」
「理桜..........!とりあえず、お前は服を着ろ。」
「は、はい。分かりました。」

女の子用の制服か.........。
かわいいけど私に似合うかな?
なんか、制服に飾られている気分かも.........。

「えっと、どうでしょう?」
「「...........。」」
「あ、あの.........?に、似合っていませんでしたか?」
「え?あ、いや、違うぞ!?似合ってる!」
「ちゃんと似合っててびっくりしたよ。」
「よ、良かったです。」

2人とも黙ったから似合ってないかと思った。
2人が似合ってるって言うなら似合ってるよね?

「それでは、授業を受けに行きましょう?」
「いや、ダメだ。」
「え?何故ですか?」
「理桜は一応、この学校の生徒じゃないんだよ?普通に授業を聞いていたらおかしいよ?」
「た、確かに。そうですね。」

じゃあ、何で私は制服に着替えさせられんだろう?
そういえば、この姿でみんなに会っても大丈夫かな?

「早くこの姿でみんなに会いたいです。」
「「え?」」
「え?だ、ダメでしたか?」
「い、いや、ダメじゃない。」
「ダメではないけど..........。」
「なら、早く行きましょう?」

ふふ、みんなどんな反応するかな?
やっぱり、驚いたりかな?

「失礼します。」
「あ?誰だ.....って、理桜!?な、何でその姿に!?」
「あ、りっくん!私りっくんの授業受けた事ないから受けたいかも...........!」
「理桜........!さ、さすがに、勝手をしすぎだ。後で、俺が優さんや京さんに怒られてしまう。」
「大丈夫ですよ!ほら、座りましょう?亮太も座りましょう?」
「あ、あぁ。」
「理桜って、女の姿だとけっこう自由なんだな。」
「あぁ。いつもこうだ。」
「君、名前は何て言うの〜?」
「八重桜 理桜です。よろしくお願いします。」
「や、八重桜 理桜だと!?」
「あ、あんな有名人が..........!?」
「な、何でここに.......!?」
「ていうか、棗先生の知り合い!?」
「理桜ちゃんって綺麗だね〜。」
「そうですか?人によく言われますが実感があまりないのですが..........。」
「あ、無自覚系か〜。これは、苦労しそうだね〜。」
「貴方は?」
「僕は蒼だよ〜!」
「ずっと思っていたのですけど蒼って可愛いですよね!私、可愛い子は好きなのですよね!」
「〜〜〜!?あ、い、いや、は、離してほしいんだけど〜?」
「あ、す、すみません!つい、可愛いくて.........!」
「やはり、八重桜 理桜さんはお綺麗です!そして、何より天使みたいに美しい御心!」
「あ〜、確かに絶世の美少女と言われるのは納得やわ。だけど、朔がそれだけで好きになる事はないしな。」

みんな、私だと気づいていないみたい。
良かった.........!
最初はどうなるかと思ったけど.........。

「あ、あの私の顔に何か付いていますか?」
「え?いや、なんか総長に似てるなって思って........。」
「え?い、いや、そんな事ありませんよ!?」
「.........そうだよね。気のせいみたい。」

は、はぁ〜。
やっぱり、颯太は勘がいいな〜。
つい、動揺しちゃった。