美少女総長様

湊視点

俺たちは今探している人がいる。
俺たちの憧れ桜龍総長の久世理央。
彼が今行方不明になってから三ヶ月が経った。

俺たち星龍は、その人を探してある学校に編入していた。
女の子たちからも聞いてみたけど知らないらしいし。
ていうか、顔は見た事なかったからな〜。

みんなは、必死に探してるけど俺は正直、諦めかけてる。
もう、遠くへ行ったのではないか。
そうとしか、考えられない程探し回った気分だ。

おっと、教室についたな。
そういえば、俺の隣の女の子最近見てないな。
あの子、怪しいんだよな。

見た目はザ地味子だけど、ああ言う子は大抵何かを隠す為に容姿を隠す。
まあ、ただ単に容姿に自信がないからって言うのもあるけどね。

お、今日は来たんだ。
最近、来てないから何か悪い事をしてるなかと思った。

「おはよ。君、最近、来てなかったから心配してたんだよ?大丈夫だった?」
「.............。」

え?無視...........?
いや、今、完全にこっち向いてたよね?

「ねぇ?聞いてる?お〜い?ねぇねぇ?」
「.............。」

こ、これ、完璧に無視してるよ..........。
さ、さすがに、俺たちの正体は知ってるだろうけど.............。
こんなに、無視したらただじゃ済まないとか思わないのかな?

「湊、帰りますよ。」
「え?あ〜、分かった。じゃあ、またね。」
「............。」
「誰ですか?あの方は?」
「え〜と、うちのクラスの女の子。けど、喋ってくれないんだよね。こっちは、向いてくれるのに。」
「貴方が喋りかけてるのに喋らないなんてあの方凄いですね。大抵は、勘違いして告白して貴方に振られていますが.............。」
「酷いなぁ。まるで、俺がわざと泣かせてるみたいじゃん。」
「実際、似たようなものですよ。」
「否定出来ないのが悲しい〜。」
「思ってないもない事を言わないでください。」
「あ、来た!もう、遅いよ?僕たち10分も待ったんだからね?一体、何してたの?」
「クラスの女子に話しかけてた。」
「またかよ。最低。どうせ、泣かすだけの癖に.........。」
「零が酷いよ。玲央からも言ってよ。」
「ん〜、これは、湊が悪いと思うな。零はちょっと口が悪いけど本当の事しか言わないから。」
「僕も良くないと思う。」
「涙がわざわざ喋るくらい湊は最低みたいだな。」
「え〜?充まで酷い。それに、俺は話したとは言ってねぇよ。無視されたし。アレは絶対、話しかけられてるの気づいてた筈...........!」
『は?無視された..........?』
「本当ですよ。私も見ましたからね。まあ、ああいう方は大抵貴方みたいな方は苦手でしょうが............。」
「ふ〜ん。それより、理央さんの情報は?」
「俺ははダメだった。」
「私もです。」
「なし。」
「.........俺も。」
「俺も知らないって言われちゃった。」
「僕もダメだったんだよね。」

はぁ〜、これ探し回る意味あるのかよ。
もう、いないんじゃないか?

「うわ、あ、雨降ってきちゃった。」
「最悪。玲央、傘は?」
「持ってないよ。」
「何処か雨宿りが出来る場所を探しましょう。」
「..........アソコは?」
「それにするか...........。」
「誰かいる。」
「喧嘩してるみたいだね。」
「1対5かよ。」
「卑怯だね。」
「でも、あの人強いね。」
「あれは、女の子だ!」
「はぁ?そんな訳ないだろ。」
「ほら、良く見ろよ!」
「..........確かに女。」
「さっすが、涙!目が良い!」
「女が勝ったみたいだな。」
「あの方は..........!」
「知り合いか?」
「さっき話した湊の話しを無視した方です。」
「あぁ。確かにあの子だな。」
「喧嘩出来るんだね。」
「..........こっち来る。」
「やっほ!さっき、ぶりだね!」
「.............。」
「喧嘩強いんだね。」
「..............。」
「.........ど、何処で習ったの?」
「.............。」
「む、無視..........!」
「本当に無視してるね。」
「凄いな。」
「ですね。」
「..........カッコいい。」
「だね。僕は良く分からないけど...........。」

プルルルル。プルルルル。

「..........何ですか?」
[いつまで、待たせるのかな?]
「..........関係ないでしょう。」
[何回言えば分かるの?男とは話してないよね。]
「............はい。」
[なら、良いや。早く帰って来て。]
「...........18時に帰ります。」
[遅い。何をする気?]
「何故、貴方に言わないと行けないのですか?」
[...........ルナ。]
「..........喧嘩ですよ。まだ、仲間がいるので。」
[はぁ〜、分かったよ。18時には帰って来てね。]
「..........分かりました。」
「い、今のは彼氏...........?」
「..........いえ、違います。」
「その割には凄く束縛してますね。」
「まあ、そうかもね。この格好してるのも、アイツのせいだし............。」
「君、喋れたんだね。」
「聞いていたでしょう?禁じられているのですよ。会話を...........。」
「じゃあ、何であ今話してるんだ?」
「...........他の人たちよりは強いし信用できそうだから。」
「...........どう言う意味?」
「そのままの意味です。それでは、失礼します。」
「ちょ、ま、待って.........!っ、君!?」