美少女総長様

.........昨日は疲れたな。
私、最近疲れてばっかかも..........?

「あ、総長〜!おっはよう〜!ビッグニュースがあるよ〜!」
「何?ビッグニュース?」
「うん!転校生が来るんだって..........!」
「しかも、帰国子女らしいんだよね。」
「おまけに、めちゃくちゃ頭が良くて運動神経も良い。容姿も良いらしい。」
「へぇ〜、すごいね。」
「男だがな。」
「ふ〜ん。どうせなら女の子が良かったな。仲良くなりたいし。」
「「「「っ!?」」」」
「女の子の友達いないし。」
「あ〜、確かに。」
「総長の顔とか雰囲気が怖いからじゃない〜?」
「じゃあ、笑えば良いの?」
「え〜?それはそれで違和感が凄くね?」
「みんな、席に着け。知ってると思うが今日から一緒に学ぶ転校生を紹介する。入ってこい。」
「神門 雷 (みかど らい)です。よろしくはしないで良いです。」
「あ、あー、なんだ?ほら、き、帰国子女らしいから日本での生活にはまだ慣れていない。みんな、いろいろと助けてやってくれ。」
「別にいらない。どうせ、バカばっかだし。」

うわ〜、これはまた癖が強そうな転校生だな〜。
まあ、私には関係ないけど..........。

「と、とりあえず、お前の席は久世の後ろだ。」
「...........久世って誰?」
「俺。」
「ふ〜ん。」

い、居心地悪い..........。
な、なんか見られてる気がするし...........。

「それじゃあ、ホームルームは終わりだ。次の授業の準備しておけ。」
「総長〜!ヘルプだよ〜!」
「何?」
「宿題写させてほしいな?」
「またか.........。まあ、良いけど...........。」
「さっすが、総長〜!」
「蒼、お前はまた総長のノートを写しているのか!?良い加減、自分で宿題をやってこい!」
「え〜?昨日は用事があったから〜。そう考えると、総長すごいね〜。昨日、顔真っ青にして帰ったのに宿題やる気力あったんだ。」
「そんな訳ない。初日に全部終わらせた。」
『.........は?』
「しょ、初日?」
「な、習ってないところは?」
「独学。」
「総長頭良いんだね〜!」
「俺も教えてもらおうかな?」
「嫌。めんどい。」

はぁ〜、疲れる。
さっきから、後ろの子にめっちゃ見られてるし..........。

「総長って何?」
「え?君、知らないの〜?僕たち世界Nn.1の桜龍なんだ〜。そして、この人が僕たちの総長なんだ〜!」
「ふ〜ん。そんなに、喧嘩強いの?」
「俺たちよりずっと強いに決まっている。」
「まあ、力は弱いけどね。」
「余計な一言を言うな。」
「総長の名前は?」
「久世理央だよ〜。」
「久世理央..........。理央..........。理桜..........!あ、なるほどね。八重桜の方だったか...........。」
『は?』

え?今、この人なんて言った?
き、気のせい、だよね?

「ちょっと、来てくれるかな〜?」
「は?何で?いや、力強すぎ!」
「ふふ、完璧そうな見た目してるのに力は弱いんだ。」
「総長を見てるみたいだね。」
「余計な一言。」
「お前、さっき総長の事を八重桜と言ったな?」
「それどう言う意味だ?」
「そのままの意味。八重桜理桜でしょ?」
「..........気のせいだ。」
「ふ〜ん。周りの反応的にあってると思うけど?」
「..........はぁ〜、分かりました。降参です。何故、私だと分かったのですか?」
「..........なんとなく。」
「わ、私はなんとなくで見破られる程下手な演技をしていたのですか!?」
「お前を知ってる奴からすると分かりやすい。でも、演技は上手くなってた。最初はアイツかと思ったし。」
「..........私は貴方に会った事があったでしょうか?」
「やっぱり、覚えてない。どうりで、あの反応.........。」
「お前、総長とどう言う関係?」
「...........幼馴染兼婚約者候補。」
「私に婚約者候補はいない筈ですが?」
「...........八重桜の方じゃない。夜桜の方。」
「夜桜.........?」
「私の事を知っているのは1人だけだと思ったのですが..........。そうですか。思い出しました。西園寺雷でしたか。」
「そんなに、夜桜家が嫌いだったのか?」
「好きでしたよ。思い出したくないだけです。」
「変わったな。行儀良くなったね。」
「...........貴方は相変わらずですね。」
「うん。諦めきれないから。」