美少女総長様

颯太視点

理桜、治らないな..........。
治りが遅くなってるみたいだし。

「はぁはぁ。」
「氷枕つくってこないと。持ってくればよかったね。」
「ま、待って。ど、何処、行くの?い、行かないで.........!はぁはぁ。」
「熱、上がっちゃうよ?動いちゃダメだよ?」
「い、行かない?ど、こにも、行かない?」
「行かないよ。だから、動かないで。」
「はぁはぁ。颯太.........!行かないで..........!」
「っ、〜〜!い、行かないから落ち着いて!」

お、落ち着け。
これは、熱で疲れてるだけ。
そう、ただ熱がでて甘えてるだけ..........。

「..........大丈夫?私の、熱、うつっちゃった、かな?」
「ち、違うから。..........でも、大分治って来てるね。」

30分くらい経つと理桜の熱は下がっていた。
熱が下がるとすぐに動き出したから止めるのが大変だったよ。

「大丈夫ですよ。颯太は心配しすぎです。もう、治りましたから。」
「けど、治ったばかりだからちゃんと寝てないと........!」
「もう、颯太は聞き分けが悪いですね。私は大丈夫ですよ。」
「で、でも..........!」
「ふふ、心配しすぎです。普段通りで良いですから。」
「.........本当に大丈夫なの?」
「はい!大丈夫です!」
「ふ〜ん。なら、良いんだけどね。」
「.........か、帰るのですか?」
「まあね。治ったみたいだし。」
「そうですか.........。」

なんか落ち込んでる?
何でだろう?
もしかして..........!

「1人になるの嫌なの?」
「え?あ、いえ!だ、大丈夫、です!」
「..........じゃあ、帰るね。」
「え.........?あ、あの.........!」
「何かな?」
「え、えっと、その..........。」
「..............。」
「い、いえ!な、何でもないです!ま、また、明日学校で会いましょう!」
「.............うん、また明日。」

部屋を出ると総長の泣き声がした。
正直、分かってた。
けど、総長が言わなかったから..........!

いや、言い訳だよね。
ただ、言って拒絶されたら悲しくなるから。
総長もきっとそう思ったからなのかな?

「っ、1人は、嫌だよ.........!でも、我慢、しないと........!私は、強く、ないと..........!っ、誰か、来てよ........!誰でも、いいから、私を、1人に、しないで........!」
「っ、理桜..........!」
「っ、え?そ、颯太.........?」
「ちゃんと言ってよ。辛いなら.........!」
「っ、そ、颯太.........!」
「ごめんね。今日はずっといるから..........!」
「..........ん。」

数分したら理桜は泣き止み寝てしまった。
よく考えて見ると普通に、良くないよね?
女の子の部屋にいるなんて..........!

まあ、亮太も入ってたし同罪だよね。
結局、聖夜は見つからなかったみたいだし。
亮太なんて電話でも分かるほど疲弊し切ってたしね。

「はぁ〜、これ寝れるかな?」

今日は徹夜になりそうだな..........。
千里に何て言って誤魔化そうかな?
アイツ、意外にうるさいんだよね。

少しだけ寝ようかな?
おやすみ、理桜.........。