探偵、といっても。 大手ではなく、個人事業。 お客さんは、まぁまぁらしい。 探偵よりも、何でも屋になりつつある。 「いいの?本当に??」 付き合っても。 そういうように聞こえた。 その凛の視線から逃れたくて、 「あ。今からバイトなんだ~」 そう明るい声を出した。 もう、講義が終わっている。