恐怖探偵団と死神運動会

死神の笑い声が響く。麗奈は唇を震わせた。顔がゆっくりと下を向く。亮太たちの声が煙の外から聞こえてきた。

「麗奈!!耳を傾けるな!!」

「死神は人の心の弱さにつけ込んで魂を奪うの!!心を守って!!」

「れいにゃ!!しっかりして!!」

「死んだら許さねぇからな!!」

何も言わずに俯く麗奈に向かって、骸骨の手が伸びていく。刹那、麗奈は顔を上げた。その手を迷うことなく撃ち抜く。死神が悲鳴を上げた。

黒い煙が腫れていく。麗奈は涙を流していた。心の中にはまだ影が落ちている。それでも、麗奈は叫んだ。

「わかっているわよ!!お父さんたちは私を愛してないわ!!全部、あんたの言った通りよ!!」

認めたくないと心の片隅で思っていた。しかし、運動会で他の保護者を見て、麗奈は両親にどう思われているかを確信したのだ。

「お父さんたちは私をいい大学にいれて、いい職に就かせて、ただ自慢したいだけ。私の存在する理由はそれだけ。でも!!」