恐怖探偵団と死神運動会

「よっちゃん先生やる〜!」

刹那、死神が亮太に向かって手を伸ばす。麗奈の顔が真っ青になった。

「雷!!」

すると、拳銃で死神を撃ち抜いていた日向が口を開く。

「異能力・絶頂パティシエール!」

亮太の体が淡い光に包まれ、消える。日向の異能力は異空間を作り出し、そこに自分や相手を連れて行ける。麗奈は安堵の息を吐く。

死神はターゲットである亮太が消えたことで、どこか戸惑っている様子だった。迷うことなく麗奈は引き金を引く。銃弾が、死神貫いた。

また淡い光が現れ、亮太が異空間から出てくる。亮太も息を吐いていた。

「助かったぜ〜……。サンキュー!日向!」

「無事でよかったよ」

日向は微笑む。翼が「油断すんなよ、馬鹿」と手を震わせた。亮太は再び銃を構える。

「おう!!」

亮太は名誉挽回と言わんばかりに走り出し、銃を放つ。次々と死神が倒されていった。麗奈は「すごい……」と呟く。蜘蛛が不思議そうに彼女を見つめ、麗奈は慌てて指示を出した。