雪の中に溶ける恋

ルビさんは、私たちが泊まる部屋をきれいにするらしい。

さっきのがきたないとは思えなかったけどなぁ……。

「……月愛。なにしてくれてんだよ」

ルイがすごいオニの形相で、私を睨んでいた。

「スミマセン」

「俺は城に戻るわ。こんなとこ、逆に気を使うだろ」

「も、もどらないでぇ〜!今かえっても、お父さんに怒られるだけぇ!」

すると、ルイは大きなため息を漏らした。

「俺は、ひとりで寝んの怖いんだよ」

ひとりで寝るのが怖い……?

かわいいセリフに顔がニヤけてしまう。

「ひとりで寝るのが怖いんだぁ?メイドさんに相談してきたら?」

「さっき、お前が部屋にみとれてる間に聞いた。ルビさんは、「ひとりで寝るのがキマリです」って」

あははぁ。こんなの、私なーんにもルイのためにできないけどぉ?

「あっ、おふたりさま、ディナーのお時間ですっ」

私たちは、とーっても大きくて、

縁が金色のイスにすわらせられたのでした。