雪の中に溶ける恋

「……というわけで、お話を聞かせてもらってもよろしいでしょうか」

ルイが私のお父さんに、聞いてくれた。

「ただ、ルイの父親と決めただけだ」

「「えぇぇ!!」」

私とルイの声が重なる。

……最初からそうかな?と思っていたけど、あたりまえのようにいう、お父さんも怖い。

「そこで、二人が仲良くなるために、特訓をしてもらう」

特訓?なんだろう。

「特訓ってなんですか……?」

ルイ、目に光がないように見える……。

「三ヶ月、月愛とルイは他の城に泊まって、仲良くなってもらう」

「「えぇぇぇ!!!」」

さっきよりも、大きな声で声が重なる。

……まってまって。他の城に泊まって仲良くなってもらう?

かなりヤバいやつじゃない?

「終わりだ」

あっさりと答えるお父さんに、ルイと私は苦笑してしまう。

「月愛さま、ここにいたのですね。今から、お二人を案内します」

「「どこに!?」」

「お城ですよ」

「「えぇぇぇ!!」」

私は、これからのことなんて、一つも予想できやしなかった。