雪の中に溶ける恋

「遅れて誠に申し訳ございません」

メイドがペコペコと謝る。

「……その方が、月愛さまでしょうか?」

「はい!こちらが月愛さまです」

メイド……。そんなに自慢げに答えなくても……。

「僕はルイっていいます」

「ルイ様、月愛様をよろしくお願いします」

そんな簡単にいうのではないっ!

「ご、ごきげんよう……月愛と申します」

「……では、早速ですがティアラ亭に向かいましょう」

ティアラ亭は、近くにある有名なカフェ。

……なんと5分でついた。

うわぁ。何回も行ったことがあるけど、やっぱり綺麗だなぁ。

自然が味わえて、お上品な感じ。

「お邪魔ですので、私は抜けさせていただきますね」

メイド……なにニヤニヤしてるの……?

「では〜」

メイドったら!!ふたりきりにさせようとしてたなんて……。

「あんた誰」

「えっ」

なにこの人……メイドがいなくなったら、キャラが変わった……。

「だからあんた誰」

「月愛だけど……」

「はぁ。やはりそうか……」

「?」

「あんたは……俺の許婚なんだよ」