雪の中に溶ける恋

「「「月愛(るな)さまっ!」」」

数人のメイドと執事があわてる。

「なに?」

「大変なんですっ!月愛さまって男の子苦手でしたよねっ?」

男子なんて嫌いに決まってる。

「大の苦手だけど」

「言いにくいのですが……。今日こちらの城に男の子がお越しになります……。」

「えぇぇぇ!?なんでいきなり!?」

「お母様がお決めになられました…。」

まったく!お母さんったら!!

「……で、何時に来るのよ。その男の子、ってやつ」

「今、外で待っていると、他のメイドから聞きました……。」

「いいかなきゃ、じゃん」

「私も引率させていただきますね」

どんなひとなんだろう。

イケメン?

優しい?

面白い、はないか。

私は足取りがいつも以上に重く感じた。