入学式の日、満開の桜に囲まれて新しい生活が始まりました。
のどかな陽気に包まれて、心温まる一日でした。
ウグイスの鳴き声が心を和ませてくれました。
広い広い体育館には、生徒が5人しかいませんでした。その代わり、体育館の壁にそって20人ほどの教師たちが立ちっぱなしで校長先生の話を聞いていました。体育館の中央にパイプ椅子が横一列に5つだけ並べられていました。保護者達は、体育館の後方に横一列に5個のパイプ椅子が四列並べられていました。父と母は一番後ろに座っていましたが、最前列を二列も陣取っていたのは生徒会長の父母と親戚たちでした。入学と同時に生徒会長に就任した涼風そよりさんが、新入生代表の挨拶を読みました。同じ中学一年生とは思えない堂々とした態度と風格を備えていました。
私は右から二番目に座っていました。
私の右に小さな女の子が座っていました。これがカスミでした。あまりにも身長が小さいので、小学三年生だと思いました。校長先生の話が長いので眠ってしまいました。
「く~、く~・・・」私に寄りかかって寝ていました。
「(あちゃ~、疲れたんだね~)」私も何回もアクビをしていました。
私の左には、私より少し背が高い女の子が座っていました。これがユキでした。
ユキの左には、赤茶色の髪で色白の女の子が座っていました。これがここあちゃんでした。時々授業に顔を出さなかったりする不思議な生徒でした。親御さんの話も一度もしたことがありませんでした。興奮している人を落ち着かせる不思議な特技を持っていました。
一番左端に座っていたのが、涼風そよりさんでした。ここあちゃんと、そよりさんだけが、小学校からの進級でした。何やら分からない事ばかりです。卒業するまでには、少し解決するかもしれません。
「何か、さっきから同じ話ばかりしてない? 世の中危険だとか、外に出るなとか、繰り返してばっかり・・・」ユキが、ぼやきました。
「聞いていたんだね」と私が話しかけると、
「一応ね。入学式だもん」と答えました。その瞳は、新生活への希望にあふれていました。私は彼女に、今まで見てきた同級生とは、違う魅力を感じました。そして不思議なことに、彼女に興味がわいてきました。
ナゼ、この学園に来ることになったのだろうか?
小学生のときは、どんな生活をしていたのだろうか?
何が好きで、何が得意なのだろうか。
今までのクラスメイトのなかで、そんな風に気になる人に出会ったことがありませんでした。
カスミとユキと私。中学時代を一緒に過ごすかけがえのない仲間になるのでした。
入学式後の懇親会で、
「よろしくお願いします。よろしくお願いします・・・」と私の両親は、あちらこちらに頭を下げていました。良く覚えていませんが、カスミやユキ、そよりさんの親御さんたちにも頭を下げていました。
入学式が終わると、その日から寮生活が始まりました。
そもそもの新入生が少ないので、一人一人に個室が与えられました。
カスミの部屋が、101
私の部屋は、102
ユキの部屋は、103でした。
ここあちゃんは、202、
そよりさんは、203でした。
これも何か、意味がありそうです。
のどかな陽気に包まれて、心温まる一日でした。
ウグイスの鳴き声が心を和ませてくれました。
広い広い体育館には、生徒が5人しかいませんでした。その代わり、体育館の壁にそって20人ほどの教師たちが立ちっぱなしで校長先生の話を聞いていました。体育館の中央にパイプ椅子が横一列に5つだけ並べられていました。保護者達は、体育館の後方に横一列に5個のパイプ椅子が四列並べられていました。父と母は一番後ろに座っていましたが、最前列を二列も陣取っていたのは生徒会長の父母と親戚たちでした。入学と同時に生徒会長に就任した涼風そよりさんが、新入生代表の挨拶を読みました。同じ中学一年生とは思えない堂々とした態度と風格を備えていました。
私は右から二番目に座っていました。
私の右に小さな女の子が座っていました。これがカスミでした。あまりにも身長が小さいので、小学三年生だと思いました。校長先生の話が長いので眠ってしまいました。
「く~、く~・・・」私に寄りかかって寝ていました。
「(あちゃ~、疲れたんだね~)」私も何回もアクビをしていました。
私の左には、私より少し背が高い女の子が座っていました。これがユキでした。
ユキの左には、赤茶色の髪で色白の女の子が座っていました。これがここあちゃんでした。時々授業に顔を出さなかったりする不思議な生徒でした。親御さんの話も一度もしたことがありませんでした。興奮している人を落ち着かせる不思議な特技を持っていました。
一番左端に座っていたのが、涼風そよりさんでした。ここあちゃんと、そよりさんだけが、小学校からの進級でした。何やら分からない事ばかりです。卒業するまでには、少し解決するかもしれません。
「何か、さっきから同じ話ばかりしてない? 世の中危険だとか、外に出るなとか、繰り返してばっかり・・・」ユキが、ぼやきました。
「聞いていたんだね」と私が話しかけると、
「一応ね。入学式だもん」と答えました。その瞳は、新生活への希望にあふれていました。私は彼女に、今まで見てきた同級生とは、違う魅力を感じました。そして不思議なことに、彼女に興味がわいてきました。
ナゼ、この学園に来ることになったのだろうか?
小学生のときは、どんな生活をしていたのだろうか?
何が好きで、何が得意なのだろうか。
今までのクラスメイトのなかで、そんな風に気になる人に出会ったことがありませんでした。
カスミとユキと私。中学時代を一緒に過ごすかけがえのない仲間になるのでした。
入学式後の懇親会で、
「よろしくお願いします。よろしくお願いします・・・」と私の両親は、あちらこちらに頭を下げていました。良く覚えていませんが、カスミやユキ、そよりさんの親御さんたちにも頭を下げていました。
入学式が終わると、その日から寮生活が始まりました。
そもそもの新入生が少ないので、一人一人に個室が与えられました。
カスミの部屋が、101
私の部屋は、102
ユキの部屋は、103でした。
ここあちゃんは、202、
そよりさんは、203でした。
これも何か、意味がありそうです。

