ここでは読者の皆様のことを"お客様"と呼ばせていただきたいのです。お客様の中で恋愛について深く考えたことのある人はいらっしゃるでしょうか。恋愛というたった一つの言葉。若者に人気で、何処かキラゝしていて、眩しくて、弾けている言葉。そんな印象があるのではないでしょうか。私はそうは思いません。恋愛なんて言葉、恋なのか愛なのかよく分からないような曖昧な言葉。愛の保証されない消えてしまいそうな儚くて薄い言葉。
私は恋愛という言葉を嫌います。そして、"恋"という言葉を好みます。"愛"という言葉を好みます。——私の中での恋と愛は全くの別物だからです。例えば、"好き"にもさまざまございます。趣味に使う"好き"、友人に使う"好き"、想い人に使う"好き"——。私は思います。なぜ周囲の方々は私が「この人が好きだ」と申し上げただけでそれが恋愛感情であるとお考えになるのでしょう。相手が男性であるからでしょうか。相手が女性のときはそうは思われないのでしょうか。私は両性愛者でありますから、女性であっても十分可能性はございます。
 性的少数者がそうではなくなってきているこの時代。世の方々はこれから更に"好き"や"愛している"という言葉に敏感になるのではと考えることがございます。特に"愛している"という言葉。海外ではアイラブユーという一つの言葉で御相手関係なく使用されているというのに、本国では恋愛対象者に使われるという印象が強いと考えます。はて、何故なのでしょうか。
 
 わたくしは、フシギでならないのです。

 【愛着】