結局、自分のエゴに耐えきれなくなり、数ヶ月でその子とは別れた。
だけど、別れた瞬間に押し寄せてくるのは、以前よりも何倍も肥大化した''猛烈なひとりぼっちの恐怖''だった。
一人で自室のベッドに横たわると、瑠華を失ったあの夏の日の絶望が津波のように襲いかかってきて、心が狂いそうになる。
その恐怖から逃れるために、俺はまた、次に俺を好きだと言ってくれた別の女子の告白を受け入れた。
2人目の彼女も、3人目の彼女も、全員同じだった。
付き合っては「やっぱり瑠華じゃない」と絶望し、罪悪感に押し潰されて別れる。
そして別れた直後の耐えがたい孤独に発狂しそうになり、また新しい誰かで心を麻痺させる。
「神楽くんって本当に優しくてかっこいいよね。」
「幸平くんが彼氏で、私すごく幸せだよ。」
周りの女子は俺を絶賛した。
顔が良くて、サッカーができて、誰にでも気さくで優しい''学校一のモテ男''。


