青春日記。

ような、というかそう。その音。


「………えっ?」



三人の声が重なる。


「………一応聞くけど、今の」


「完全に閉められたぞ、たぶん」


私の問いかけに、九条が答える。


「一旦叫んでみる?」


「そうしようぜ。腹から声出せよ、お前ら。じゃあ、まだいまーす、とかか?」


「それでいこ。塩見も言いなよ?」


あまり口を開いていなかった塩見に声をかける。


「はーい」


「うしっ、いくぞ?せーのっ」


「まだいまああああああああああああああああすっ」



九条の掛け声で叫んだ私たち。


「これでいけるよなっ!?ていうかすぐり、声小さすぎ。かがりはデカすぎな?鼓膜破れるわ」


九条が、跳び箱に手をついて私たちのほうを見る。