青春日記。

「あ、わかったかも。数学の人やろ」


私はドヤ顔で答えたが。


「んん?ちげーよ、もっと細い。すぐり、わかる?」


「顔は知ってるけど」


私たちが話に盛り上がっていくと、どんどん小さくなっていく歩幅に、遅くなる回転。


「だからお前ら早く外出ろ!」


温井先生が後ろから叫んだ。


顔を上げると、私たちはまだ体育館の出口からはまだ離れたところにいた。


話に夢中になっていて、最初は早歩きだったのがどんどん減速していた。


怒鳴られた私たちは、流石にと思い、すぐに体育館を出て階段を駆け下りた。


ちょうど階段を降り終わったときに、体育館の鍵を閉める音がした。


温井先生に追いつかれる前にと、校門まで急いだ。


もう日は沈んでいて、太陽の反対側は黒色になってきている。