青春日記。

そう一言だけ言う塩見。


「………わかったからもう早く帰れ!下校時刻過ぎてんだからな」


「はいっすいません!あざっす!」


この怖い先生にも軽い態度の九条。


「先生さようならー。九条の忘れ物、無事見つかりましたよーっ」


「ほんとすいませんでした!ありがとうございます」


きちんと報告する私。えらい。


塩見は真面目だ。えらい。


「というか誰が閉めたか知ってんすかー?温井センセー」


「………さっき鬼塚先生とすれ違いはしたが………原因はお前らだからな!」


温井先生は、名前を出したことに被せるように、大きな声で念を押した。


「おにづか………」


誰だったっけ、と頭を悩ませる。


「あのひょろひょろ」


体育館の出口へ向かって歩きながら、九条が私にコソッと言った。


ひょろひょろの先生…………